作家,作曲家,歌手,絵描き…

とかのいわゆるアーティストさんって憧れです.研究室の友達にアマチュアバンドのボーカリストがいるんですが,こう,自分の中にあるもやもやした部分を音楽で表現できてる感じで(もちろん僕には想像もできないくらいの辛いことや苦労の連続なんでしょうが)うらやましいです.
僕は一応オンラインソフトの作者をやってるわけで,一種のアーティストなんでしょうが,自分の中にある純粋な,喜びとか悲しみとか怒りとか,あるいはもっとストーリー性を持った感情のようなものを表現することは全くできないんですよね.
作家はダイレクトにそれができる.ミュージシャンは作詞でそれができるだろうし,インスピレーションされてできあがる音楽で表現できる作曲家さんもいる.絵描きさんは物語が与えられていたりする下流工程ならできないのかもしれないけど,できないことはない.
ではソフト作者は?出来る人も…,まぁいるか.そーいうソフトを作ればいいんだから.でも僕にはもうそんなソフトを作る「元気」がない.
PSS で言えば,自分で上も下も全部やってるわけだけど,確かに上流設計は思想を詰め込めるし自由度も高くて「デザインしてる」感が心地よく感じるんだけど,それが終わってしまえばあとは作るだけ.「できると分かっているもの」を,「時間をかければ必ずできるもの」を機械のように機械に向かって作っていく味気ない作業.しかも設計作業にしても PSS について言えば実用性を最前面に出す必要があるので,苦労は多い(これは上にあげたアーティストさんも同じなんでしょうけど).
そういった感情を前傾化させるモチベーションを与えるには,社会的な注目度や義務感,技術的な達成欲などが必要です.少なくとも今の自分には.
いずれにしても,今,現時点での自分には昔ほどプログラミングが楽しく感じられない.外向きに「楽しい」と言うことは多いけど,本音はちょっと違う.ぶっちゃけつまらないよ.
さて,この結論が一年後,どっちに傾いて,どの道を選んで,10年後後悔しているのかしていないのか.そう考えると今でもまだ目の前には多彩な選択肢があるのかもしれませんね.