PSS のアーキテクチャ

完全に開発寄りのお話。

問題集・学習履歴・音声データといったある種のメタデータ管理構造に対するアーキテクチャが存在する、のはさておきw

いまどきのデスクトップ処理系 http://dodgson.org/omo/t/?date=20060922 を読んで思ったこと。

PSS の描画部分は Lua + GDI というあまりにも古典的なアーキテクチャなんだけども、Lua スキンスクリプト側から見れば、PSS 自体を抽象化できているはず。

なんだけど、PSS というのは唯一Windows版しか存在せず、最近ようやく WindowsMobile 版が作られつつある、というわけで抽象化する意味がなかったわけ。設計者としてこういった癒着構造(非階層構造)というのは自尊心を削がれるような虚しさがあるんだけども、実装者としてはコストを考えると階層化ほど無駄な投資はあり得ないわけで、設計者と実装者が一体になっている PSS では階層化のアプローチは捨てられてたんですよね。

# ってかアーキテクチャとかLuaの話はだいぶ前にも書いた記憶があるなぁ。

一言で言うと憧れよね。

整理された綺麗な設計に憧れを抱ける資質が、設計屋に求められてるんでしょうね。
(いや、だから実装者が一体化したら理想なんて見えなくなるんだって…)

というわけで、mpss は Lua スクリプトの互換性なんてごっそり捨てちゃいます。少なくとも初期リリースでは。