高速かつC/C++との親和性が高いスクリプト言語として知られるLuaをWindowsMobile(PocketPC, WindowsCE)のアプリケーションに組み込めるようになりました。
つまり、自分の作ったアプリケーションにスクリプトを組み込むことで、コンパイルせずにアプリケーションの振る舞いを変えることができるわけですね。
ソースコードは MZ3.i プロジェクトのTracにあるので興味のある方はご覧ください↓
- http://www.mz3.jp/trac/mz3/browser/trunk/src_lib/lua/src Lua 本体
- http://www.mz3.jp/trac/mz3/browser/trunk/src/lua Lua DLL用プロジェクト
WindowsMobile対応のためにやったことは実に単純(かつバギー)で、主に下記の修正を行いました。
- WindowsMobile SDK が対応していないANSI関数をマクロでぶった切る
- WindowsMobile 上で動作しないLua標準関数を#ifdefで削除(liolib, loslib : 特にos.*はほとんど削除)
- DLL化
WindowsMobile には MortScript というデファクトに近いスクリプト環境がありますが、Luaで作ると実行速度的におもしろいかも。
Lua自体も言語思想・設計がJavaScriptに似ていておもしろいです。
などと言いつつMZ3にLuaをうまく組み込めずに苦労していますが・・・。
Luaと言えばもちろん、下記の書籍を購入しました。まさに自分が知りたいことがピンポイントで載っています。すばらしい!
著者の浜中さん に感謝です!!
スクリプト言語による効率的ゲーム開発 C/C++へのLua組込み実践 (GAME DEVELOPER)
- 作者: 浜中誠
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2008/09/27
- メディア: 大型本
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