Twitter社からの指摘でTwitPane等のアプリのいくつかが利用できなくなった件について

先週、TwitPaneのClassic版(Android4.0対応版)やMZ3といったいくつかのアプリが相次いで利用できなくなりました。

この裏話として、先週の土曜日(5/26)から数日間にわたって起きた一連の出来事をまとめておきます。
事例として参考にしてもらえるように。

5/26(土) 早朝 5時頃

日本時間の 5 時頃、Twitter本社のあるサンフランシスコ(PST)では 5/25(金) 午後1時頃に、突然1通のメールが届きました。

抜粋↓

有名な「複数のAPIキーを単一の目的で使用している」という疑いをかけられました。

類似の事例としてすぐに思い出したのが tmyt さんの Twitterはクソ - tmytのらくがき です。

tmyt さんの場合は「Account Activity APIの利用申請を提出した」ところから Twitter 社のレビューに引っかかり凍結されたわけですが、実は本件も似たような状況でした。2017/11/14 に発表された新検索API(Introducing Twitter premium APIs)のbeta申請を11/14に行い、その返信(レビュー結果)として上記のメールが届きました(メールのタイトルに Gnip が含まれていました)。大きく異なるのは即時凍結ではなく「疑い」ということでまずメールをもらえたところです。

すぐに返信したいところでしたが土曜日の早朝ということ、体調があまりよくないということから「正式な返信まで数日かかる」旨を取り急ぎ返信しました。

とはいえ「正式な返信」は週明けまでに行いたいところです。そこでタイムリミットを PST 5/28(月) 9:00 つまり日本時間の 5/29(火) 1:00 に設定しました。

5/27(日) 夕方

土日いっぱいかけて対応方針を検討し、今後起こりうることをユーザーの皆さんにアナウンスしました。

5/28(月) Twitterアプリの削除とその対応

「複数のAPIキーを単一の目的で使用している」疑いをかけられたので takke アカウントが管理している全てのアプリを見直しました。

主に下記がありました。

  • TkMixiViewer
  • MZ3
  • MZ4
  • TkTweets
  • TwitPane
  • TwitPane for Kindle Fire
  • TwitPanePlus
  • TwitPaneClassic

このうち、

は来月のTwitterの仕様変更(コールバックURLのホワイトリスト厳格化)に対応できないことが分かっており、利用者数も非常に少ないことから、Twitter社への説明を簡単にするためにも思い切って削除に踏み切りました。
もうひとつ、利用者数が非常に少ないという理由で、

  • TwitPaneClassic

も削除しました。

一連のアプリを削除し、アプリのアップデートを行ったあと、Twitter社へメールの返信を行いました。

ところでアプリを削除した場合、「TwitPaneClassic」の表示が↓のようになっていました。



5/31(木) 早朝

メールの返信からおよそ2日後、5/31(木)の朝5時過ぎ、PST 5/30(水)午後1時過ぎに、メールの返信が来ました。レビューが approved という連絡でした。

Twitter社への回答内容によっては最悪のケース(開発者アカウントおよび全アプリの凍結)も想定される状況でしたのでどうなることかと思いましたがなんとか乗り越えることができました。
TwitPaneClassicやMZ3等、尊い犠牲もありましたが今後の TwitPane と TkMixiViewer のために最善を尽くした結果でしたのでご了承いただければと思います。