Winny 作者逮捕事件をふまえて

ぶっちゃけた話をします.
「ソフトを作っただけで逮捕される」なんて思って驚いたわけではないんですが,にわかに恐怖を感じました.
PSSP2P 機能を導入しようと思った時期があったんです.もちろん,Winny とは違って PSS の問題集・単語帳だけを「共有」できるようにしようと考えたプロジェクトではあったのですが,それって….
警察に捕まることはなくても,企業に訴えられる可能性は高かったでしょう.違法性の高い問題集ファイルといったものを作るのはたやすいことですしね.
PSS の標準添付問題集とサイトで配布している問題集については著作権上の問題はないと認識しています.
しかし,これ以上著作権侵害を検査するのが困難になったら….もしソフトウェアが僕の知らないところで悪用されたら….
実を言うと真剣に悩んでいます.
PSS の開発をやめようかと.自分にとってリスクが高すぎるのではないか,と.
少なくとも,Winny の作者が捕まったことによって,PSSP2P 機能を付けることはなくなりました.これは誰にとっての損失でしょうか.僕にとってでしょうか.ユーザにとってでしょうか.それとも,.
大きな話はよく分かりませんが,僕が今すぐ P2P を実践的に勉強する機会は失われました.
もしかすると,PSS の配布を停止するかも,なんて事態にならないように,誰か影ながら祈っていてくれたら嬉しいです.