もうまじ死ぬかと

一つ思い出しちゃったので忘れないうちに書きます.

テクニカルエンジニア(ネットワーク),略してテクネ(<かっこわるくね?)の試験中の出来事.
午前は 9:30 〜 11:10,午後1は 12:10 〜 13:40,午後2は 14:10 〜 16:10 の長丁場.
その午後2試験が終わる約1時間前,15:15 頃のことだったと思う.
突然の出来事だった.一瞬何が起きたのか分からなかった.地震ではない.なんか,なんか足下がぶるぶる鳴ってる.

・・・

け,ケータイのバイブじゃん!!!

試験開始前の注意事項にこうあった.

「携帯電話,ポケベル等の着信音が鳴った者は強制退出とする」

確かに午後2が始まる前にケータイを触ったし,そのまま急いでトイレに行って試験室に戻ったから電源切り忘れた可能性は高い.

一瞬にしてここまで考えたところでバイブは鳴り終わる.時間にしておよそ2秒.しかし,この2秒が残りの一時間,いやここまで戦ってきた6時間余りを無駄にしかねない.

僕は恐れた.試験官と目が合えばきっと近づいてくる.ここは何食わぬ顔で試験を続けるしかない.しかしペンは動かない.右手が完全に固まっている.いや,今まで読んでいたはずの問題文を全く追えない.

ちなみに僕の席は幸か不幸か一番前,試験官の目の前だ.今近づいてこないということは今回は見逃してくれたんだな.

あ,あと1時間だよな.

大丈夫.あと1時間以内に着信がなければいいんだ.

ここからは僕の知り合い,親戚,兄弟,はいないけどその他僕の番号とケータイのアドを知っている全ての者が敵だ!!
とにかく今は文字通り自分だけが見方なんだ.孤独に戦うしかない.孤独と戦うことには慣れてるんだがこれほどまでの劣勢は予想外だ.

とはいえ,結局なんとかペースを取り戻し,最後まで解答用紙を書き終えて終了.逃げるように10分前ぎりぎりに途中退出.(開始30分後〜終了10分前までは途中退出が可能)

完全に安堵の心境でおそるおそるケータイを取り出す.

15:15 頃にメールを送ってきた奴になんて言ってやろうか.
そう思いながら見ると真っ暗.

・・・

ん?

・・・

ん??

電源切れてるんじゃん♪

いや,♪じゃなくて,え,え〜〜,・・・は?

じゃあ,あの振動はなんだったん?

・・・,あ,えーっと,よくあるよね.

後ろの奴だ.

顔もみちゃいねーが,まじ俺の恐怖と戦ったあの1時間を返せと!!

く,ここで汚い言葉を使えない程度には常識のある自分が嫌だ.