関係の設定

そしてプロセスの右クリックメニュー.
関係の設定なる項目が増えています.
これはそのプロセスに対する CPU の割り当てをどうするか,という設定項目.
残念ながら標準状態ではすべてのプロセスが「両方使う」になっています.そりゃあ,サーバで使うようなアプリ動かしてないしね.
でも話によると特定のソフトウェアなんかは,そう,特にゲーム関係だとデュアルコアで動かないものがあるそうな.シングル CPU で動かすことを前提にしているから何だろう.スレッド間の調停にミスってるんだろうか.いやまさか.いずれにしても CPU の性能を最大限に引き出すためのチューニングなんだろうが,それが CPU の数としての性能向上には無力であることは皮肉だ.いや,メニーコア時代のプログラミング技術っていうのは次世代ゲーム機が牽引役となって目新しい技術や温故知新的な伝統的な技術がどんどん出てくるんでしょう.実に楽しみ.


ではあるんだけど,やっぱりプロセスに外部から(つまりソフトウェアを改変することなく)特定の CPU を割り当てるというのは現時点では(ある種専門的な人たちには)必要不可欠な設定項目なんでしょう.

たとえばある友人は仕事で非常に重い処理を PC にやらせている.いわゆる CG(といっても 2D ではなく 3D )を作ってる.
マルチスレッドばりばりでマルチCPUの性能を限界まで引き出すようなソフトウェアたち.それはそれで必要なことではあるんだが,複数の(人間がするほうの)タスクを同時並行的に行うことになるんで,たとえばレンダリング中にモデリング作業をしようとすると重くて仕事にならないということになる.

そういうシチュエーションでは「関係の設定」が実によく役に立つ.

というわけでもっと簡単にできるソフトを探したところ,limitCPU というソフトを発見(正しくは "limit CPU").
しかしこのソフトはショートカットを作るタイプだ.

僕が求めていたのは監視型で,あるファイルパスなりプロセス名なりアプリケーション名なりを持っているソフトが起動するとそのソフトの CPU 割り当てをあらかじめ設定されていた値に自動的に変更するようなソフト.

ないよなぁ.

ないなら作ろう.